Snow Drops
Installation, せんだいメディアテーク|2010
せんだいメディアテークのイベント「光のひろば」にて展示された、オリジナルの インスタレーション作品。雪をテーマにしたインタラクティブな映像作品で、仙台を拠点に空間デザインで世界的に活躍する「OGATA」とのコラボレーション。幻想的な空間と、美しく独創的なインテリアがインタラクティブ映像と一体化し、幻想的な影絵を作り出した。スクリーン正面から鑑賞すると、そこから見えるのは雪 が印象的に降り積もる影絵の世界。しかしスクリーンの裏側に回ると、その雪は架空の存在であることがわかる。想像の中にだけ降る雪。心で感じる雪の冷たさ。見る人をやさしく裏切る展示作品。 展示について 制作チームが心がけたのは、さりげないインタラクションのデザイン。家具という物理的な存在と、仮想のビジュアルが自然に交わる演出を心がけた。重要なのは、鑑賞者が無意識に雪をイメージできること。主張しすぎない表現によって、情緒 的な表現を導き出している。しかしその裏側では、奥行きを測定できる「Kinect」というカメラの採用や、高度な流体力学アルゴリズムの応用など、これまでにない技術的な挑戦が試みられている。








Credit
Creative Director / Planner:Mamoru Kano Visual Designer:Miki Ogata Programmers:Fumihito Anzai, Seiya Takasawa Technical Advisers:Takashi Aoki, Tomohiro Nagasaki